就活で企業選びのやり方がわからない場合に重視すべき点とは?

就活ではたくさんの企業の名前を目にします。

しかし実際には、選考を受けて通るところばかりではありません。

選択肢が多すぎることから、どのような軸で選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。

そこでこの記事では企業選びの方法がわからないという人に向けて、重視すべきポイントを解説します。


スポンサーリンク



就活での企業選びの軸のポイントは?どこを重視すべき?

企業選びの軸はやっていること、年収などたくさんあります。

どれが正解ということはありませんが、重視すべきポイントを1つだけ挙げるとすれば

企業の役に立つ

ということです。

この言い方は抽象的なので、具体的にどんなことなのかというと

  • 会社の利益に貢献できる
  • 自分が入社して働くことで、社内の人の役に立てる

というもの。

すなわち、会社がモノやサービスを売っていく上でプラスになることが大切です。

数ある企業選びのなかでも、この「会社の役に立つ」という軸はおすすめです。

言葉を変えれば「人の役に立つ」ということですが、これを考えて企業選びをすることで、自分に向いている会社・向いていない会社を調べることができます。

就活の企業選びで重視すべきなのは、会社に役立つこと

なぜ、会社や人の役に立つという軸がおすすめなのか。

会社の向き不向き、合っているかどうかを確かめることができる判断基準がこれですが、その目的は2つあります。

  • 選考を受けなくていい会社を見極める
  • 自分が有利に働ける会社を探す

これらをするために、企業や人の役に立てるかどうかを基準にしましょうということです。

企業選びの軸の理由その1:選考を受けなくていい会社を見極める

まず1つ目ですが、選考に行くのにはお金と時間がかかります。

大学生は時間やお金を無限に持っているわけではありません。社会人として働いていない分、特にお金の面では強い制約が伴います。

さらに人によっては忙しい学部・学科の場合もあり、時間が限られている状況では100個も200個も企業を受けてはいられません。

リソースが限られている学生としてやるべきなのは、就活におけるムダをなくすこと。

就活では一見するとどんな会社にも入ることができるように見えますが、実際には受かりやすい会社と受かりにくい会社が存在します。

大学での選考、自分の性格と仕事内容の適正、etc…

ある企業がAさんには向いている場合でも、Bさんには向いていないこともあります。

わかりやすい例としては営業職。

対面営業で話すのが苦手・面倒くさいという人には向いていない仕事ですので、向いていない人も少なくありません。

自分に向いていない、やりたくない仕事なのに、選考に全力になれるでしょうか?

なれませんよね。

対面で話すのに適正がない人が、営業職の選考を受けに行ったらどうでしょうか?

100%落ちるとは言いませんが、落ちることが容易に考えられますよね。

データ分析が好きな一方で、話すのは苦手。こういう人を欲しがる会社があれば、必要としない会社もあります。

このような適正、およびそれによる受かりやすさを見極めることが就活では大切です。

ホームページや説明会の内容から自分に「向いていない」会社、自分を「採らないであろう」会社をリストアップすれば、かなりの数が並ぶことでしょう。

それだけ本当に合っている会社は少なく、せいぜい1割2割が残るぐらい。

最初からその1割2割を探すと膨大なエネルギーを使いますので、その前に残りの8割9割を探した方が効率的です。

企業選びの軸の理由その2:自分が有利に働ける会社を探す

続いて2つ目の「自分が有利に働ける会社を探す」ですが、これはひと言で表すと主導権です。

自分に向いている仕事であれば前のめりになることができ、結果も出しやすい。

それとは反対に、自分に向いていない仕事、苦手なことをやった場合には結果を出しにくい。

会社においては基本的に結果を出せるかが重要ですので、得意で頑張ることが重要になります。

結果を出せないといつまでも精神的に不満を持ち続けることになり、精神衛生上よろしくありません。

自分の主張も聞いてもらえないままです。

一方であなたが結果を出し、会社にいなくてはならない存在になったらどうでしょうか。

会社はあなたなしでは回らなくなり、あなたの言うことに従わざるをえなくなります。

主導権があなたに移れば、定時帰宅や副業をしていても誰も突っ込むことができません。

それに、仕事で結果が出やすいので精神的にも気持ちがいいです。

自分の得意で頑張るというのは、主導権や精神衛生上のことを考えれば実に合理的なことといえるのです。

そして就活ではそのような「得意を仕事にする」というのを軸にすることで、自然と「人の役に立つ」という軸で企業選びをすることができます。

就活での企業選びのやり方の例

以下に企業選びの方法例を書いておきます。

企業選びのやり方がわからない!という人は参考にしてください。

1.やりたくないこと、それほど頑張らなくても結果が出るものをまとめる。

私の場合はプログラミングやデータの分析が得意で、対面でのやり取りは面倒くさいと感じるタイプです。

また単純な作業も成長が感じられず、つまらないと思ってしまうタイプでもあります。

それ以外にも、残業を強いられたり、帰るのが遅いのはイヤ。

これらをまとめると以下のようになります。

やりたくないこと:対面で話すこと、対面営業、事務作業、残業、夜遅くまで仕事、年功賃金

得意なこと:データの分析、プログラミング

対面でのやり取りが面倒、単調な作業がやりたくないということから、営業職や事務職は選択肢から外れます。

また早く帰りたいということから、残業が多い会社、退社時間が遅い会社も選択肢から外れます。

さらに年功序列が嫌なことの中に入っているので、実力で評価しない会社も選択肢から外します。

※商社などは就活で人気ですが、この段階で選択肢から外してしまっても問題ありません。精神を病んでしまったら元も子もないので。

2.得意なことをもとに、自分を活かせそうな業種を探す

データの分析やプログラミングが得意ということから、エンジニアなどの理系の仕事が選択肢に残ります。

理系といってもエネルギー関係は得意と違いますので、選択肢から除外。

機械を動かしてのモノづくりは嫌いではないため、選択肢に残す。

データ分析が得意でも、コンサルタントのような職業は話すのが面倒な自分には合わないので選択肢から除外。

プログラミングが得意なので、情報系の仕事は選択肢に残す。

これらのことから、理系と呼ばれる仕事の中でも「いかにも理系」のような仕事が選択肢として残ります。

※仕事の種類をモレなくリストアップする場合には、就活サイトの職業表を使うのがおすすめです。

リクナビやマイナビでの会社検索のときに絞り込み検索を選ぶと出てくるチェックボックスだらけのあれ。

あそこには職業名がたくさん並んでいますので、仕事内容をリストアップするのに適してます。

3.得意なことをもとに、企業を選ぶ

2で残った選択肢や内容をもとに、企業を選びます。

リクナビやマイナビで業種で検索。

OB訪問できそうな企業があったらメモしておく。

自分の得意ややりたいことが業務内容に書かれている企業を大ざっぱにリストアップ。

リストアップした中から、自分の苦手・やりたくないことが業務内容の会社は除外。

私の場合には情報系とメーカーが選択肢に残りました。

あとはリストに残った企業をひたすら受けていけばOK。

Webテストに関しては、除外した企業のものを受けて場数を踏みましょう。

就活での企業選びの軸・やり方に関するまとめ

就活では「やりたいことを仕事にしましょう」とは言われるものの、そもそも自分がやりたいことがわからないことが多いです。

そこでおすすめなのが「やりたくないことはやらない」という考え方。

やりたくないことは全力で取り組めないため、結果も出にくいです。

一方で自分が進んで取り組めることは結果が出やすいです。これは企業の役に立つことにほかなりません。

自分が役に立てる企業かどうかを軸にするのは理にかなったやり方ですので、企業選びのやり方に困っている場合にはぜひ試してみてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする