就活をしている学生であれば、まともな会社で働きたいと思うのはごく自然なことです。
しかしながら、いい会社というのは黙っていて内定がもらえるものではありません。
もしまともな会社から簡単に内定をもらえるのであれば、ブラック企業という言葉すら生まれてないでしょう。
現実にはたくさんの人が「もっといい会社で働きたい」と考えており、ブラック企業という言葉の存在がそれを表しています。
ここではまともな会社で働きたいというあなたのために、いい会社を探す方法を紹介します。
失敗しない就職をしたい人はぜひ参考にしてください。
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「まともな会社」の探し方
まともな会社というと
- 長時間労働させられない
- 給料が悪くない
- 違法なこと・倫理に反することをしなくていい
といった感じでしょうか。
これに加え、企業の知名度などが加われば、就職先としてそこまで不満にはならないはずです。
ただ、実際にこういう企業を探すとなると少々手間がかかります。
というのも、どうやって「まともな会社」を探せばいいかはほとんど書かれていないから。
選考を突破する方法についてはあれこれ書かれているものの、そもそもの話として、どうすればいい会社を見つけられるかについては、まったくといっていいほど見つかりません。
企業選びの大変さと比べたら…
いい会社の定義は人によって異なる部分はありますが、大半は上記した項目に当てはまることでしょう。
まともな会社で働く、まともな会社から内定をもらうといったことを考えた場合、企業選びに力を入れるのがポイントです。
面接を突破する方法は調べれば色々と出てきますが、会社を選ぶ方法は情報が少ないです。
そのため、多くの人はあまり考えずに企業を選んでしまいます。
そうしてブラック企業に飲み込まれる人が出てきてしまう…
別に、自分を安売りする必要はないんです。
みんな、企業の選び方・探し方を知らないだけ。
わたしは内定先で人に認められようとは思っていませんでしたし、楽に内定をもらいたい、とっとと就活を終えたいと考えていました。
しかしその一方で、1日20時間働かされるような会社には行きたくありませんでしたし、求めていたのは平凡そのものです。
そう、まさに「まともな会社」。
そのためにいい企業だけのリストを作り、ひたすら応募と選考対策をしていました。
そこで力を入れないからブラックなところに突っ込んでいってしまうわけですし、だからこそ頭を使う必要があるのです。
まともな会社から内定をもらうためにやるべき3つのこと
以下、まともな会社から内定をもらいたい人に向けて、企業選びのコツを解説します。
就活で使えるお金、時間というものは限られていますので、そのなかでいい企業を見つけるのはコツがいります。
ここに書かれていることを実践することで、効率よく就活をしていくことが可能。
企業選びの段階でいい企業しか残さないので、まともな会社から内定をもらうという点でも有利なやり方です。
受けない企業・業界を決める
まともな会社から内定をもらうには、受ける会社からまともでない会社を外せばいい。
そのためには、受けない会社を決めるのがいいです。
考えてみてください。
自分に合う企業を見つけるより、自分に合わない企業を消していく方が圧倒的に楽ですよね?
就活では「自分に合う企業を見つけなさい」とは言われるものの、「じゃあどうすれば?」という部分は言われません。
世の中タテマエだらけで、本当に自分に合う企業なんて探したらキリがありません。
実際にはブラックでないと言い表せる企業を残していく、いわゆる消去法で選ぶ方がうまくいきます。
- 会社の雰囲気(体育会系か)
- メインの職種(やりたくない業種がメインか)
- 勤務地として行く可能性のあるところは?(会社のホームページに部署が書いてある)
- 残業は多くないか(説明会やインターンで個別の質問をすれば大抵返ってくる)
このあたりを調べるだけでも、結構分かれるはずです。
上記したポイントを意識的に調べるまでいかなくとも、自分に合わない企業は説明会やインターンでそれとなくわかることでしょう。
空気とか社員の表情に表れてきますので、ポジティブな情報ばかり並んでいても、直感でわかってしまうものです。
また、ほかの会社と比較しているうちに「ここヤバくね?」という部分も少なからず見えてきます。
就活でなくてもそうですが、ほかと比較することは大切です。
比較することで見えてくるものもありますので、比較は徹底しましょう。
なお、消去法で会社を選んだからといって、それを正直に話す必要はありません。
ポジティブな志望理由を話せばいいですし、そもそも消去法で消されない会社という時点で何らかの共感できるポイントがあるはずです。
自己分析で合う会社・アピールポイントを探す
自己分析で自分の長所・短所を探すのは誰もがやりますが、それを会社選びに活かせる人は少ないです。
- 自分を評価してくれる会社はどこか?
- 自分を評価してくれない会社はどこか?
- どういう環境だと合わないのか?
長所短所や得意不得意をまとめ終わったら、この辺りを考えてみるといいでしょう。
どんなに優秀な人でも、環境が合わなかったらただの人になってしまいます。
会社というのは集団で働く場所であるため、環境に合うかどうかというのは大きいです。
いくら優秀な人でも環境が合わなければ全然能力を発揮できませんし、凡人でも環境が合えば飛び抜けた結果を出すこともできます。
そういう現実がありながらも、大半の人は「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を盲信し、自分の置かれた環境を疑おうともしません。
この記事を読んでいるあなたにも、合う環境、合わない環境があるはずです。
自分は体育会系の環境に合わない、営業をやりたくない、etc…
逆に自分に合うと感じた場合にはそれなりに理由があるはずなので、あとはポジティブな志望理由として説明できればOK。
合うと感じた会社に対してマッチする理由・ポイントをきちんと説明しましょう。
質問リストを作り、さまざまな企業の説明会やインターンに行く
面接で質問対策をするのはみんなやりますが、説明会やインターンで質問対策をする人はいません。
説明会・インターンでは「質問タイム」といった方が適切でしょうか。
志望理由や企業・業界の研究でわからないところを10個ぐらいメモにまとめ、質問タイムで聞くようにすると効果的です。
自分だけでやるよりも、社会人としてすでに経験している人の方が的確な情報を返してくれやすいです。
ここでですが、質問タイムは全員から受け付けるタイプではなく、社員が一人ひとりグループを回るものを狙いましょう。
そちらの方が踏み込んだ質問をしやすいです。
説明会などの質問タイムで「学生時代はどんなことをしていたんですか?」などと聞く人がいますが、それよりは直球で面接のときに何と答えたかを聞くのがベター。
グループで個別に質問を受け付けるタイプだと距離感も近くなるため、社員の側としても自然と答えを返しやすくなります。
つまるところ、会話として趣味や経歴を聞くのではなく、情報収集として質問をしましょうということ。
説明会やインターンにもお金や時間はかかりますから、それ相応の収穫がないと意味がありません。
質問タイムできちんと情報を得られれば、それだけほかの会社に応募するときにも楽ができますので、質問をきちんとまとめておくのがおすすめです。
まともな会社で働くための就活に関するまとめ
就活でまともな会社に行こうと思ったら、力を入れるポイントは企業選びになります。
そして、「まともな企業を探すため」に、自己分析、説明会やインターンに行く、合わない企業を見つけるといったことをする。
多くの人はこういうのをしませんから、やればやっただけ得をします。
消去法で会社を選ぶことは違法ではありませんし、面接の場でそれを言わなければいいだけ。
自分に合わない企業を事前に見つけておけば、どうでもいいところに労力をつぎ込むこともなくなりますので、ここで紹介したポイントをきちんとこなすことをおすすめします。
補足
上記したことについて、「これって本当にうまくいくの?」と思うかもしれません。
就活に絶対はないため、必ずうまくいくという保証はありません。
しかし「いい会社にしか応募しない」かつ「人気の少ないところを狙う」となったらどうでしょうか。
数をこなせば、一定数は内定がもらえるはずです。
あとはここに書かれていることを信じて、やるか、やらないか。
大半の人は質問タイムで「情報収集」することすらできません。
ここに書いてあることを実行し、実際にやった人だけが得をするんです。
あなたがまともな会社から内定をゲットすることを、心から期待しています(^^)
表立っては言われませんが、就活では学生が企業を選ぶ立場であることが多いです。
自分を安売りする必要はありませんので、きちんと自分に合う・合わないを見極めましょう。