企業の個別の説明会、合同説明会など、就活での説明会は多いです。
その一方で学生の側は限られた資金と時間で就活せざるをえないため、すべての説明会に出るわけにはいかなくなります。
具体的にどれぐらいの数の説明会にいけばいいかというと、人にもよりますが10~20程度行ければいいでしょう。
あらかじめ企業をフィルタリングすることで、説明会の数を大幅に減らすことができます。
そして、就活で受ける説明会の数をうまく減らせる裏技というのも存在します。
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就活の説明会は何社受けるのが理想的?少なくてもOK?
説明会の数は人にもよりますが、10~20あれば十分です。
ただし、これには前提条件があります。
それは受からないであろう企業の説明会には行かないというもの。
試しにリクナビなどでヒットする企業を100個、リストアップしてください。そのうえで「これは受かりそうにない」と感じるものを外していくと、20個程度の企業しか残らないはずです。
そしてそのうえで残った企業の説明会を受け、情報収集をしましょう。
この「事前にフィルタリングをする」というひと手間を加えることにより、だいぶお金と時間を節約できます。
就活の説明会は狙うところをきちんと受ける
あまり表立っては言われないことですが、就活で大事なのは
- 受からない企業には力を入れない
- 受かる確率が高い企業を見極め、そこだけに集中する
の2つです。
個人的に、100も200も選考を受ける余裕があるのなら、その分の時間とお金を企業選びに使うとかすれば?とは思います。
企業選びでなくても、実績づくりができるアルバイトをするとか。
実績づくりができるアルバイトに関しては、大学内の学内アルバイトも見てみるといいでしょう。簡単なWebページの制作、プログラミングに関するものもあったりします。実績積んだら、あとは盛って話すだけ。笑
で、話を説明会の方に戻すと、2つ目はある程度意識してやっている部分があると思いますが、1つ目が欠けている人は多いです。それもかなり。
これは考え方というよりは、概念といった方がいいでしょう。
多くの就活生には「買わない人には売り込まない」という考え方がありません。
買わない人には売り込まないことを就活での選考に合わせて言い換えると、「採用される確率の低い会社には売り込まない」となります。
基本的に採用担当としては、就活においては専門性や実績がマッチしている人の方を採ろうと思うわけです。
そのため自分が選考において相対的に有利になる企業、相対的に不利になる企業というのが出てきます。
どうせ同じ時間を使うのであれば、自分が有利になる企業の選考に申し込んだほうが合理的ですよね?
逆に、受かりそうもない企業に力を入れるのは時間とお金のムダでしかありません。
就活で受けようとしている企業の割り合いとしては、受かる見込みの薄い企業の方が割合的に多くなるはずです。
100社並べればそのうち20社ぐらい残りますし、20社並べれば4~5社。
就活における受かりやすい・受かりにくい企業についても偏りは存在し、だいたい8割と2割に分かれるはずです。
受かる企業を探すよりも、受からない企業を除外する方が簡単ですよね?
あなたがやるべきは受かる見込みの薄い8割で消耗せず、受かりやすいであろう2割に全力投球することなのです。
説明会を受けたうえで企業をフィルタリングする
上記したように、受かりそうもない企業を除外しただけでも相当数の企業がリストからなくなります。
そしてさらに、残った企業の説明会に片っ端から参加し、ブラックさや副業への厳しさで問題がある企業は要注意リストにでも入れておきましょう。
説明会に出ることの意味は情報収集、面接のためのネタ集めというのはもちろんありますが、入ってはいけない企業を生の情報から見極めるという意味もあります。
説明会では社員に直接質問することができるため、ブラック環境かどうかを推測することも可能です。
質問タイムで趣味、プライベートの時間の使い方、学生の頃にやっていた部活orサークルあたりを質問することで、だいたい良い環境・良くない環境の判別が可能です。
説明会でいくつか質問して、もしブラック環境の可能性が濃厚ならば、その企業の優先順位は下げる。
逆にホワイトそうな環境ならば、その企業の優先順位は上げる。
こういうやり方をすることで、効率よくブラック回避ができます。
入ってはいけない企業を見極めるための説明会
入ってはいけない企業を見極めるという説明会の使い方は、おそらくほとんど聞かないと思います。
だって、大衆向けに書いたところで奇策すぎて受け入れられないから。
大衆向けには「数をこなしましょう」「エントリーシートを出しまくりましょう」といった話のほうがわかりやすいですし、頭を使わない方法でもあります。
そういうことからこのサイトで書いているような手法というのは、ほとんど書かれないのです。
この記事もいかにお金と時間、実績がない中で内定を取るかという観点で書いていて、お金や時間のない学生にとっては巷の就活本はそこまであてにならない印象が強いです。
企業の個別説明会に関しても、上記したような使い方をすることで非常にいいフィルタリングになります。
就活の常識からすると考えつかないやり方ですが、生の情報を仕入れるのが一番とわかってからは、私は説明会をフィルター代わりにも使っていました。
結果として「受かりやすいであろうホワイト企業リスト」が出来上がり、あとはそれに沿って選考を進めていくだけでした。
説明会の数を減らす上で有効な「ある方法」とは!?
上記した「説明会フィルタリング」以外にも、就活で参加する説明会の数を大幅に減らす方法が存在します。
それは合同説明会を使うこと。
より具体的にいうと、合同説明会で企業のブースに行き、個別の質問タイムで人が足りていない部署などを聞き出しましょう。
企業のブースに自分から説明を聞きに行くということで、質問タイムは必然的にマンツーマンorそれに近いものとなります。
そのためじっくりと企業の情報を質問することができ、結果としていい感じに企業の特徴がつかめます。
そこで社員の大学の専攻などを聞いたりすれば、受かりやすい、ブラックかどうかなどの情報も入手可能。
濃い情報が得られないと酷評されがちな合同説明会ですが、企業のフィルタリング、人が足りない企業探しといった観点で臨むとかなり有効です。
就活の説明会は何社受けるのが理想的?に関するまとめ
この記事に書いていることをまとめると、受からなそうな企業は除外し、受かりそうな企業の説明会に申し込むとなります。
多くの就活生は「受からない企業は除外する」といったプロセスを踏まないため、そこをやることで周囲と大きく差がつきます。
で、企業をフィルタリングしたら生の情報を取りに企業の説明会に行けばOK。
リストに残った企業について、作業ゲー感覚で選考を進めていくだけです。