なぜ就活で日経新聞を読まなくても内定が取れるのかを説明する

就活では「日経新聞を読むのは常識」とされています。

しかし実際に読んでいる人は少ないですし、わたしも読んでいませんでした。

実際、日経をまったく読んでいなくても、就活で本命の大企業から内定をもらうことができました

この「日経を読んでいなくても内定がもらえた」という事実は、就活においてやるべきことの本質を表しています。

ここでは就活で日経を読むことに疑問を感じているあなたに向け、就活で日経を読むべきかどうかについて解説します。

日経を読む時間がない、お金がない、面倒くさいと感じている人はぜひご覧ください。


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就活で日経を読まなくてもいい理由とは?

本音を言ってしまうと、ポジショントークというものが考えられますが…(笑)

日経って知名度とか影響力高いですし。

そこで「就活するなら日経を読むべき」という風潮を作っておけば、一定数売れるのは目に見えています。

そのような秘めたる考えがあるかどうかは別にして、就活で求められるものを考えれば、日経を読まなくてもいい理由というのもすんなり理解できます。

就活、それも新卒での就活となると、学生に仕事をするスキルや知識、能力は求められません。

就活で日経を読むと言うのは、新卒にビジネススキルが求められていないにもかかわらず、ビジネススキルを身につけようとしているに他なりません。

新卒に求められるのは素直さや、新しいことを学ぶ力です。

それらの力が身に付いている学生を採れば、入社後に仕事を教えるにあたって非常に楽になります。

また人事の側は経歴や専攻も見ますが、こちらも日経を読むこととは何の関係もありません。

人事は学生のことを100%正確に評価できるわけではなく、一人ひとり細かく調べるわけにもいかないため、経歴や専攻といったものも加味して採る・採らないを判断します。

そのため自分を欲しがりそうな企業を受ければ、受かる確率は上がります。

受かりやすさに関しては、どうやったら待遇の割に人気のない会社が見つかるかという点が疑問に浮かびますが、こちらに関してはTwitterやニュースサイトで目にするレベルの情報で事足ります。日経を読むまでいきません。

これらのことから、日経を読まなくてもいいこと、および日経を読むよりも優先して行うべきことがあるというのがわかります。

日経読んでるヒマがあったら…

日経を読まなきゃ内定を取れないというんだったら、内定をもらえない人であふれかえっているはず。

しかし実際には内定をもらっている人の方が多く、先輩方のなかでも内定をもらっている人の方が多数派でしょう。

学内で話を聞いていても、日経を「絶対に」読めとは言われないはずです。

そもそもの話ですが、日経を読むことに疑問を感じているあなたは、日経を読まずして内定をゲットする方法を探しているんですよね。

日経を読まずして内定をもらう方法、ポイントも実際に存在します。

日経を読まなくても内定を得るコツというのは上記した通り、

  • 企業選び
  • 自己分析

という部分にあるわけです。

企業選びは人気のない割に待遇がいい会社、受かりやすい会社を探すことが目的で、ニュースで叩かれている大企業(とくにメーカー)あたりが通りやすいです。

そのような企業を対象に、自分の専攻(いやゆる学部、学科)をもとにして「やりたいこと」を語ればOK。

そうすれば効率よく内定をもらうことができます。

新卒にビジネススキルが求められていないことから、日経を読まなくてもなんとかなりますし、内定をもらうことも十分可能です。

思考停止で日経を読む前にやるべきこと

日経を読む前にやるべきことはたくさんあるわけですが、具体的な部分をもうちょっと細かく解説します。

日経を読むヒマがあったら、ここに書かれていることを優先して行いましょう。

おそらく日経を読んでいるヒマがないというのが実際なはずで、わたしもここに書いたことをするので手いっぱいでした。

それでも内定をもらえたのですから、やはり就活において日経の優先順位は低いです。

企業選び

自分を採ってくれそうな企業、受かりやすい企業を探す。

就活では企業選びの段階で大半が決まるといっても過言ではありません。

学生の経歴や専攻というのを企業は見ていますし、採用するかどうかの判断材料にもなります。

それ以外にもアルバイトでやったこと(できれば1年以上続けたもの)、サークル活動(活動頻度が週5回~なら積極的にアピール)なども取り上げるといいでしょう。

そこできちんと自分が企業に貢献できることをアピールするのが大切です。

ただ、いくら企業のニーズにマッチしているといっても、人気が高いとそれだけ埋もれやすくなるのも事実です。

そのため、企業の規模、待遇(労働時間や週休)の割には人気がない穴場企業を探すこともしましょう。

そのような穴場企業はニュースでブラックだ、買収されたと報じられた企業に結構な確率でありますので、2~3年以内に悪い話題で取り上げられた企業は要チェックです。

自己分析

自分を欲しがる企業を探すにあたっては、自己分析をきちんと行う必要があります。

自己分析では

  • 学部・学科
  • アルバイトの内容
  • サークル活動
  • 自分の性格

をもとに、

  • 志望理由
  • 苦労したこと
  • 長所・短所

など、各種質問に答えていくと効率的です。

自己分析は闇雲に行えばいいわけではなく、どのようにして自分は企業に貢献できるかというのを意識して行う必要があります。

上記したポイントというのは人事が見るポイントでもありますので、それらをもとに質問の答えを準備しておくのが効率的です。

面接の練習・原稿づくり

いくら企業選びや自己分析に力を入れたとしても、肝心の面接できちんとアピールできなければ自分の良さが伝わりません。

面接をうまく行うコツは、質問ごとに回答を用意し、用意した回答を何回も口に出すこと。

回答についてはWordやメモ帳でのテキストファイルで構いませんので、質問と回答をペアにして原稿を作りましょう。

面接ですらすら答えられる人は事前に答えを準備している人がほとんどで、アドリブで喋っているという人でも無意識のうちに話すことを定型化していたりするものです。

回答を事前に準備しておけばすらすらと答えられますし、原稿という形で印刷すれば、面接で矛盾したことを言うのも避けられます。

説明会やインターンへの参加

説明会やインターンへの参加は、企業に入社への熱意を示すチャンスです。

実際に会社に行くことで会社そのもの、社員そのものを見れますし、生の話も聞けます。

本命の会社の場合にはインターンまで参加し、説明会も行きましょう。

そこだけはお金と時間を使うべきポイントですし、逆にそれ以外に優先して使うメリットもあまりありません。

場合によってはエントリーシートを添削してもらえたりもするので、本命企業のインターンなどには行った方がいいです。

インターンや説明会については、交通費や宿泊費を出してくれる、寮に泊めてくれるといった会社も結構あります

リクナビなどで調べると意外と出てきますので、調べる価値ありです。

自分の行きたい業界なんかはキーワードを知っていると思いますので、地域や職種で絞り込んだら、企業のインターン情報、説明会の情報を見てみましょう。交通費を出してくれるところなんかは結構あるはずです。

本命でない企業を受ける

本命企業を受ける前に、できるだけ他の企業も受けておくといいでしょう。

初めての面接、初めてのWebテストが本命企業というのは、少々危険な部分があります。

本命企業であればインターンや説明会はきちんと参加すべきですし、そこで時間やお金を使った以上、Webテストや面接もうまく行えるようにしないともったいないです。

本命でない企業を受ける場合でも、質問への答えを用意する、自分のことをきちんと説明するというのは変わりません。

本命以外の選考にも本気で取り組むことで、本命の企業を受けるときにうまくいきやすくなります。

また場数をこなすことでコツもつかめてきますので、本命以外にもいくつか企業を前もって受けておくのが無難です。

その際ですが、本命以外に受ける企業についても、受かりやすい会社、自分を欲しがってくれるであろう会社を受けるべき

時間やお金がかかる以上、本命以外の部分でも優先順位を付けて企業を選ぶようにしましょう。

就活での日経新聞に関するまとめ

就活では日経よりも優先すべきしてやるべきことがたくさんあります。

いくら大学生といっても時間が無限にあるわけではなく、また使えるお金も有限です。

そのため、限られたリソースを結果の出やすいところに使うべきです。

日経を読むべきという風潮があっても読まない学生が大半なのですから、日経を読まなくても勝機は十分にあります。

自己分析、会社選びといったごく基本的な部分の影響力の方が大きいため、面接対策を優先して行うことは全然間違いではありません。むしろ理にかなっていることです。

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