就活でエントリシートや面接でのアピール方法を見ると、部活で主将をやっていた系の話が少なくありません。
実際問題、大学に来てまで部活をやる必要はないですし、途中で辞める人もいます。
で、「部活を辞めると就活に影響するの?」というと、そこまで影響しません。
部活を途中で辞めた人・やってない人でも、大企業から内定をもらえているのが実際です。
ここでは部活をしていない人・辞めた人向けに、エントリシートや面接での立ち回りを説明します。
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大学で部活をしていない・辞めた場合のES(エントリシート)や面接での対応方法は?
部活をやってない・途中で辞めた場合、「最後まで続けたのか、聞かれたらどうしよう」と思うかもしれません。
ですが実際には聞かれない確率の方が高いですし、私の身の回りでも続けたかどうかを聞かれたという話はありません。
部活をやってない・辞めた場合のエントリシートや面接での内容ですが、
- 部活をやってない:サークルやアルバイトで得られたもの
- 部活を途中で辞めた:辞めたことは言わずに、得たものを説明
で問題ありません。
それ以外にも大学での研究で得られたものを説明してもOK。
何が言いたいかというと、部活を辞めたことややってないことに関して、後ろめたい気持ちになる必要はないということです。
部活を辞めるのは犯罪ではありませんし、部活をしないのも犯罪ではありません。
だから「自分なんてゴミクズだ」なんて思う必要はないんです。
参考:就活の面接で部活してない・入ってない・辞めた場合の答え方。嘘はつくべき?
部活(運動部)を途中で辞めた場合
部活を途中で辞めた場合には、辞めたことは言わず、得たものを説明しましょう。
大学に来てまで運動部やる人は少ないですし、「部活」ということで活動もガチです。
そのため、1年やっただけでもかなり成長できているはず。就活のネタとして書けるものが得られていると思います。
途中で部活を辞めたからといって、就活で使っていけいないという決まりはありません。
書く必要があれば、きちんと得られたものを書きましょう。
部活(運動部)をしていない場合
大学で運動部をやってないという場合には、サークルでやったこと、アルバイトで得たもの、大学の研究で得たものを書けばOK。
部活・サークルの欄があったら書く程度で、欄がなければアルバイトや大学の研究のことを書きましょう。
企業がなぜ部活のことを見るかといえば、忍耐強さを見ている面があります。
言い換えれば、忍耐力を選考で重視する企業では、理不尽さに耐えることが求められます。
すべてがすべてそうだとは言いませんが、
- なぜ部活のことを聞くのか
- 部活は人材の何を意味するのか
を考えた場合、理不尽に耐えられる人材を探していることと整合します。
正直な話、そういうところから内定をもらったとしても嬉しくありませんよね?
この記事を読んでいるあなたが求めているのは「理不尽を強いる企業からの内定」ではなく、「ホワイト企業からの内定」なはず。
だったら部活入ってるか見て忍耐強さで判断する企業に対し、媚びを売らなければいいんです。
部活やサークルの加入に関して、途中で辞めたことを言わなければOK
部活を途中で辞めたことに関して、突っ込んでくる人事はまずいないと考えていいでしょう。
たまたま大学、しかも同じ部活のOBが面接官だったら、嘘をついて適当に流しておけばいいです。
もし辞めたことを言ってしまうと「簡単に会社を辞める人」と思われてしまい、採用候補から外れる可能性が出てきます。
要は「マイナスポイントを自分から言うな」ということで、言ってしまった場合には忍耐強さではなく、マイナスであることの方に捉えられてしまいます。
もし途中で辞めたことを言ってしまったら
ただ、実際に面接をしていると口が滑って「2年生で辞めてしまいましたが」的なことを言ってしまうかもしれません。
そのような場合の対処法としては、きちんと理由を説明すること。
具体的には「勉強のため」「研究の方をやりたいと思ったので」と説明するようにしましょう。
言ってしまったことは仕方ありません。時間は戻せませんので。
言ってしまった場合の対処法を知っておくことで精神的に楽になりますし、その結果として口が滑らないようになります。
わざわざ部活をアピールする必要、ある?
先ほども説明しましたが、運動部であることを見てくる企業というのは忍耐強さを求めています。
そんな企業に入っても苦労するだけで、場合によっては精神的に病んでしまうでしょう。
有名企業に入ったとしても、理不尽に耐えることを求めてくる場合には、仕事を辞めるのも目に見えています。
実際、私の周りを見ても部活アピール→仕事辞めたor辞めたいとなっている人がちらほらいます。
同期が仕事を辞めたい辞めたいと言っているのを見た私(修士でした)は部活をアピールには使わず、アルバイトでプログラミングをしていたことをネタに就活していました。
狙いは見事に当たっていて、忍耐強さを求めてくる企業からは落選、そうでない企業は選考に通るという結果でした。
運動部をアピールして引っかかるのはどんな企業?
部活をエサにすると、忍耐強い人材が好きな企業が寄ってくる。
これを前提に就活をすると、割りかしホワイトな企業を探しやすいです。
逆に技術職とか技術系の会社は、無理強いをしないところも結構あります。
インターンや説明会で質問タイムをもらえたら、社員さんの趣味、大学でのサークル活動を聞いてみるのがおすすめ。
「部活やってました」という人が少なければGOしていい企業ですし、体育会系出身ばかりだったらちょっと考え直しましょう。
忍耐力を売りにするから体育会系企業が集まってくるのであって、売りにしなければ集まってきません。
行きたい企業に合わせてアピール方法を変える
本当に内定をもらいたい企業を考え、アピール方法を考えていくというのが就活では大切です。
面接での訴求ポイントをきちんと考え、アピールしていくようにしましょう。
技術力を求める企業には技術力をアピールし、主体性を求める企業には自分から動くことをアピールする。
これをやることで、あなたに合った企業を選考リストに残したうえで、選考を受かっていくことができます。
もし企業の求めるものが異なり、体育会系の忍耐強さを求める企業だった場合には、選考リストから消えていくのもこの手法の特徴。
選考を受ける企業の数が減っていくのは不安になると思いますが、それでいいんです。
入ったとしても自分に合わず、辞めてしまうわけですから。
体育会系の忍耐強さを求める企業、入りたくありませんよね?
そうであればこそ、アピール方法と企業の体質を考えるべきなのです。
大学で部活をしていない・辞めた場合のES(エントリシート)や面接での対応方法まとめ
就活では部活をしていない、途中で辞めたという場合でも、大して問題がないというのが実際です。
これもよくよく考えてみれば当たり前のことで、体育会系の人材を欲している企業というのは想像よりも少なかったりしますから。
でなきゃ、大学で部活をやっていない人が多い現実において卒業予定者の8割9割が内定という結果もありえません。
部活を辞めた場合には辞めたことを言わない。
そもそも部活以外のことをアピールしても通るような企業の選び方をする。
こういうやり方はほとんど語られませんが、考えてみれば当たり前のことだったりします。
ホワイトな企業から内定をもらいたいという人は、ぜひともやってみてください。