グループディスカッション(GD)は就活の定番です。
協調性を見る試験として、多くの会社の選考で行われます。
ただ、グループディスカッションのせいで選考が通らないと感じている人も少なくありません。
メンバーに恵まれない、自分一人の方がいいアイデアでまとめられる、etc…
グループディスカッションが行われる会社にはそれなりの倍率があることも少なくありません。
ここではグループディスカッションが突破できない、埋もれてしまうという人に向け、対処法を紹介します。
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結局グループディスカッションって運なの?
まず結論からいうと、グループディスカッションは運による部分も少なくありません。
就活では初対面の人と一緒に選考を受けることだらけです。
誰と組むかなどは事前に選ぶことができませんし、合わない人、空気を読まない人と当たってしまうこともあります。
企業の側としては、一人ひとり見ていったらキリがないため、一度に複数人を見ることができるグループディスカッションという形式を取らざるをえません。
就活の選考のシステム上、運が大きく絡むというのは避けられませんし、それゆえに就活において絶対は存在しないようになっています。
面接官と合わなければ通らない、グループディスカッションでイヤなやつと当たったら通らない、…
就活は売り手市場とは言われるものの、就活する側にとっては理不尽すぎるというのが現実です。
どうしてもグループディスカッションを突破できないときの対処法は?
就活生にとって理不尽なシステムで選考が行われているのは事実ですが、かといってそれを止めるすべはありません。
学生の側もどこに内定が決まるかわからない、落ちるかもしれないといったことから、必然的に複数の企業に応募することになります。
その結果、大勢の人が選考に申し込むことになり、グループディスカッションという形式を取らざるをえなくなります。
企業側の都合を考えた場合、今後もグループディスカッションというものがなくなるのは考えにくいです。
会社というのは従順な人を求めますから、その意味でもグループディスカッションによる選考は続いていくでしょう。
そのような状況において学生がとれる対処法は
- 運だと割り切ったうえで全力を尽くす
- グループディスカッションがない企業を受ける
といったものになります。
現実的にはこれら2つの対処法を組み合わせて就活していくことになるでしょう。
以下、それぞれの対処法について解説します。
グループディスカッションでの評価・採用のポイントは?落ちる原因は?
グループディスカッションが運の要素を多分に含むのは事実ですが、かといって運がすべてではありません。
グループディスカッションにおいて抑えるべきポイントは存在します。
- 自分の役割を理解する
- 場の空気を読む
- 意見をわかりやすく説明する
これらを意識して取り組むことで、グループディスカッションを突破しやすくなります。
グループディスカッションで求められる能力をひと言でまとめれば、察して行動できる能力といったところでしょう。
逆に言うと、グループにおいて協調性がない、質問の答えになっていないというのは、グループディスカッションに落ちる原因になってしまいます。
協調性をもって行動し、極力問題を起こさない。
そのうえで、指示を出さなくても自分から動くことができ、意見や説明を求められた場合にはわかりやすく説明できる。
このような人材を効率的に探すうえで、グループディスカッションは効率的なのです。
実際の会社でも察して動ける人は重宝されますし、協調性がないと煙たがられます。
要は集団行動において都合のいい人材であれということで、グループの利益に貢献できているとみなされれば、グループディスカッションを突破しやすいです。
グループディスカッションに通りやすいポイント、評価されるポイントを意識することで、落ちる原因も自然と潰していけます。
グループディスカッションが無い企業の特徴は?
上記ではグループディスカッションのポイントを解説しました。
ただ、グループディスカッションには運の要素が存在する以上、「グループディスカッションそのものを回避する」といった解決策も考えておくべきでしょう。
グループになると埋もれてしまう、空気を読まないメンバーと組まされてしまうというのは就活あるあるですから、グループディスカッションがない企業を受けるという選択肢も重要です。
で、グループディスカッションがない企業の特徴についてですが、就活で不人気な企業を探すといいでしょう。
人が足りない、とくに新卒が応募に来なくて困っているといった場合には、選考が簡略化されるケースもあります。
面接の回数が例年よりも少なくなる、集団面接がなくなる、etc…
買収やブラック報道で一時的に不人気になっている大企業にはこういうのがありますから、企業の新卒採用ページは一通り目を通すようにしましょう。
あと、技術系の職種や会社についても見ておくといいでしょう。
というのも、技術者に求められる能力は必ずしも協調性が一番というわけではなく、技術力のウェイトが大きい場合も少なくありません。
会社員として働く以上は協調性が求められるのは事実ですが、会社によっては社員どうしの関係があまり密ではなく、一人で昼食というケースもあります。
技術者として採る場合、個人の力量や素質で判断する方が合理的ですから、むやみやたらにグループディスカッションで人材をフィルタリングする意味はありません。
そのようなことから、技術系の会社や職種も見ておくことをおすすめします。
就活でのグループディスカッションに関するまとめ
グループディスカッションは運の要素が強いですが、かといって就活では結構な割合で存在する選考方法です。
そのため、実際の就活においてはできる限りのことをする、そもそもグループディスカッションのない会社を受けるといった対策法を取ることになります。
グループディスカッションに限ったことではないですが、就活そのものも運の要素が強いです。
どこまで行っても運の要素はゼロにはできないので、それを割り切ったうえでの就活をおすすめします。