【就活】会社説明会に行かないと内定が遠くなる、意外な理由とは!?

就活で説明会に行くべきかというのは、毎年話題になります。

ネットを調べると「説明会に行かなくても受かった」という意見も見られますが、できれば説明会は行ったほうがいいでしょう。

説明会への出席が選考への参加条件、熱意の表明、濃い情報が手に入るなどといった理由もありますが、それ以外に見逃せないポイントもあります。


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会社の個別説明会に行くべき、意外な理由とは!?

なぜ、会社の個別説明会に行くべきなのか。

面接やエントリーシート向けに情報収集するのもありますが、私は受けなくていい会社を見極めるために説明会に行っていました。

「えっ?説明会って受かるために行くんじゃないの?」

たしかに、受かるため・選考のために行くこともありました。熱意を表すうえでは証拠として大きいですし。

しかし私がそれ以上に考えていたのが、採る気のない会社の選考は受けないということ。

自分が応募しても採らないであろう企業の選考はWebテスト受験にとどめ、採る気のある企業の選考だけ力を入れてました。

私は地方の大学生で、都会の学生よりも就活にかかる負担が大きかったです。

それに加えて理系だったので、研究する時間も必要でした。

時間があるわけでもないし、使えるお金も限られている。

そんななかで効率的に就活をするためにどうすればいいかと考えた結果、

  • 受かりそうな会社の選考だけ全力で受ける
  • 採る気のない会社の選考は全力を出さないor受けない

という考えに落ち着きました。

このような考え方・作戦は、企業の人事に失礼と思うかもしれません。

あるいは、就活でここまでやらなくてもいいだろう、と。

しかし当時の私は卒業まで1年ないにもかかわらず、修論のテーマが決まっていないという状態でした。

普通はM1の段階で決まっているものですが、決まっていない(実際に決まったのは就活が終わった後)。

そのまま思考停止で数を受けたらもれなく留年する状況でした。

それに都心ではなく、地方の学生です。

交通費や宿泊費でお金がなくなっていきますし、かといってお金が無尽蔵にあるわけでもない。

そのような状況で「100社の面接を受けただけなんて全然足りない!」なんて理想論はいっていられません。

限られたリソースと留年紙一重の状況が出した結論が「採らない会社は受けない」というものなんです。

就活生はお金がないし、忙しい。だからこその説明会。

地方の学生、しかもお金と時間がない。

そんな状況でしたから、条件がよさそうな企業を200個ぐらいピックアップした後、採らないであろう企業をひたすらリストから除外していきました。

受かりそうな企業だけを残した結果、10個+αの企業しかリストに残っていない状況。

それでも当時の私には大きすぎる出費(アルバイトでまともに稼いでいなかった)だったので、さらにそこから説明会で数を絞ることにしました。

説明会では個別の質問でやっていることを掘り下げて聞き、受かりそうかどうか、自分に合うかどうかをきちんとチェック。

受からない、入っても合いそうにない企業を除外していきました。

そうして結局、両手の指に収まる数の企業が残っただけ。

そこまで来れば金銭的になんとかなりそうだったので、対策をして選考を受けていきました。

その結果、第一志望の企業から内定をもらえました。

時間と交通費のムダを最小限にする

受けない企業を決めるために説明会に出るという行動は、一見するとお金の無駄遣いに見えるかもしれません。

しかし実際には受かる確率の低い企業の選考を受けたところで、お金と時間が消えるだけ

だったら最初から受けない方が、消耗せずに済みます。

受かる確率の低いところで消耗してしまい、肝心の受かりやすい企業の選考で全力を出せない。

これでは本末転倒です。

受けない企業を決めるというのはいわば損切りみたいなもので、お金も時間もない学生にとっては非常に効果のある施策です。

説明会に行かなくても受かることはあるが…

説明会に行かなくても、受かる確率はゼロではありません。

しかし説明会に行かないと会社でやっていることの詳細が聞けません。

やっていることの概要はホームページに載りますが、細部は語られず、またわかりにくい用語が並ぶ形での説明がほとんどです。

いい情報を手に入れるためには、説明会に足を運んだほうがいいです。

説明会で細部を聞いた上で、受けるかどうかを決める。

面接で聞かれるのは会社のホームページにない部分がかなり含まれますので、その意味でも説明会に行く意味はあります

説明会の個別の質問で事業内容や不足している人材、欲しい人材を細かに聞き、受かりそうかを探る。

地道な作業ですが、これをやることで企業選びの精度はかなり上がります。

面接やエントリーシートの書き方はかなりの情報が出回っていますが、実際には企業選びの段階で結果が決まっているケースも少なくありません。

企業選びに失敗しなければ、面接で失敗しても通ったりします。

それだけ受ける企業を考えるというのは重要で、とくに受けない企業を決めるのは欠かせません。

時間とお金に余裕ができますし、効率よく就活できるため、身体・精神的に楽になります。

受かる確率の低い企業を見極めるだけでもかなりムダが削減できるので、受ける・受けないを決めるのは力を入れるべきポイントです。