就職活動では
「企業に好かれるように」
「通過率を上げるために」
と、ついつい演技をしてしまいがちです。
しかし面接で演技をすることには大きなデメリットがありますし、演技をせずに内定を取ることは実際可能です。
この記事では、なぜ面接で演技をしてはいけないのか、そして演技をせずに内定を取るための考え方をざっくりと説明します。
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面接では演技をしてはいけない!実は演技はデメリットが大きい
就活の情報が多くてどれを参考にすれば良いか迷うぐらいの時代なので、検索で出てきた記事や動画を見て、面接で自分をよく見せようとしてしまうのは自然なことです。
また就活って周囲の人がどういう企業を受けたり内定を取ったりしているか気にしてしまいがちですし、よっぽど精神的に自立ができている人でないと周囲を気にせず企業を決めるというのは難しいです。
周囲からの評価や年収の観点から、いい企業に入れなければその時点で全て終わりかのように思うのも無理はありません。
しかし自分を偽ってまで理想の人物像を演じてしまうと、就職した後が大変です。
この記事を書いている私は転職経験もありますし、応募した企業のうち内定が出た企業は全体のうちの一部です。
内定が出なかった企業のことを1、2年後になって聞いてみるとあまり芳しくない話が聞こえてきましたし、面接官が舐めた態度を取ってきた企業もあります。
そういった会社に入らなくてよかったと思いますし、面接で演技しなかったからこそフィルターが効いて、そういう会社の方から逃げていったところが多分にあります。
これがもし演技をしていたらフィルターが効かず、入社した後が大変だった可能性が非常に高いです。
演技をせずに面接を突破する方法
「面接では演技をしてはいけない」と言われても、「演技をせずに内定なんて取れるの?」と思うかもしれません。
実際、ちゃんとした戦略を取れば演技せずに内定を取ることは十分に可能です。
- インターンに行けるのであれば行く
- みんなが受けないと思われる企業や業界をリストアップする
- 自分の育ちや趣味、経歴を棚卸し
こういったことを1つずつやった上で、演技をせずに面接を受けていくことが大事です。
上記したポイントは演技不要でできることですし、ライバルが少ない企業・自分を評価してくれる企業への応募ができていれば、演技をせずとも自然と内定を取れます。
就活は相対的な要素も大きいですし、相対的ということは「ライバルがいなければよっぽど変なことをしなければ通る」ということですので、面接の前の企業選びはなんだかんだ大事です。
インターンに行けるのであれば行く
この記事を読んでいるあなたがまだインターンに参加できるのであれば、ぜひ参加しておくことをおすすめします。
「インターンは選考に関係しません」という建前は数多く見られますが、実際には選考への影響度はかなり大きいです。
インターンに参加することで実際の業務内容がわかりますし、それによって志望理由や入社後にやりたいことを解像度高く答えられるようになります。
また、インターンに行くことで、選考を受けた際に「こういう言葉遣いは避けた方がいいよ」などのように、大学のOBの方から手厚い個別サポートが受けられることもあります。
会社の人と関係値ができるのは当然ですが、それ以外にも本選考にかなり大きく影響してくる要素もあるので、インターンに行けるのであれば可能な限り行ってください。
みんなが受けないと思われる企業や業界をリストアップする
上記ではインターンのことを書きましたが、インターンに参加していなくても内定を取ることは十分可能です(身の回りの話を効いていると、そういう人は結構な割合でいるはずです)。
- 難易度が高そうなイメージがある
- やってることが難しそう
こういったイメージがある企業は実は選考が通りやすかったりしますし、王道で真正面な職種に誰も応募していないというケースは表出しないだけで普通にあります。
上記の具体例としてはプログラミングをやる職種が該当し、企業さえ選ばなければ新卒でも大きいシステムを裁量持って取り組めて成長できたりします。
「難しそう」というイメージだけで放置されている会社や職種は企業をリストアップして一通り応募をしてみると実際にありますし、効率的に就活をして就活以外に時間を使いたいのであれば是非ともやって欲しいです。
イメージで決めつけるのではなく、後述する自分の育ちや趣味の棚卸しをするのと合わせて地道にやっていくのが、実は効率的な就活の一番の鍵です。
いうまでもなく、こういったスタンスでの取り組み方は将来的なキャリアや転職にも活きてきます。
自分の育ちや趣味、経歴を棚卸し
就活をする上ではごく基本的なところではありますが、自分の育ちや趣味、バイトでやったことを棚卸しすることで、受かりやすい企業を見つけることができます。
よりはっきりと言うと、新卒の就活でも実績や経験を使ってしまおうという話です。
新卒の就活では受けたい企業を受けるというのは「新卒カード」という言葉と共によく言われますが、実際には大学の専攻や自分が今までやってきたことによって受かりやすさが変わるというのは普通にあります。
そうである以上はバイトやプライベートでやったことすらもアピール材料にすべきです。
実績や経験を前提にすると「こういう会社に応募してみよう」「この職種に応募するとウケがいいかも」という観点で就活できますし、それどころか入社後に活躍できる企業を探すことにも繋がるので実はいいやり方です。
例えば、プログラミングをWebシステムに限らずアルバイト等で一定期間やった経験があればそれが評価されます。
学内アルバイトで仕事を見つけてもいいですし、最近はChatGPTにわからないことをわかるまで聞いたり具体的な手法を聞いたりできるので、自分で何かしらのWebサイトやアプリを作ってしまい、それを実績として提示するやり方もありです。
自分の経験をもとに面接で売り込むというのは最初は慣れないかもしれませんが、
- 今までで時間をかけたこと
- バイトやプライベートの活動で得たスキル
- 大学の専攻
といったものをベースに、評価してくれそうな企業を探して応募するのはマーケティングそのものなので、必然的に内定という結果がついてきます。
ちなみに、スキルや経験、大学の専攻などで自分を評価してくれそうな企業は最初にリストアップしてしまい、なるべく全部に応募するのが良いです。
応募するのはタダですし、応募を撒いた中で反応があった企業の選考を進めていくのが効率いいです。
まとめ
面接で演技をするというのは
- 面接で全てが決まる
- 面接の受け答えさえできれば必ず内定が取れる
といった考えが背景にあります。
しかし実際には面接を受ける前や面接以外のところで勝負がついているケースが多いですし、面接する前で8割ぐらいは結果が決まっているようなものです。
そういう現実があるので、面接時の演技でどうにかしようとするのはすごく非効率です。
シンプルに自分を評価してくれそうなところ、ライバルがいなさそうなところにチャレンジするのが良いですし、入社後のことを考えればごくごく自然な話ではあります。
そこができれば「自分に合った会社」というのも見つけやすくなるので、まずは自分の経験の棚卸しから始めてみてください。