体育会系の部活に入っていなくても、大企業から内定をもらえるのか。
ズバッと結論を言いましょう。
もらえます。
体育会系の部活に入っていないにもかかわらず、超有名な大企業から内定をもらった友人、結構います。
さらに企業の人事の人に直接聞いてみたところ、「体育会系の部活経験気にするとかアホなの?気にするわけないでしょ!」と突っ込まれました。
巷の就活情報には運動部のキャプテンのことばかり書いてありますし、やはり体育会系の部活は有利かのような雰囲気があるのも否めません。
しかし実際には体育会系の部活に入っていなくても大企業から内定もらっている人はたくさんいますし、それこそ(失礼ですが)優等生とはかけ離れたタイプの人も多いです(=ウェイウェイしていなくてもOK)。
さらにさらに、すべての運動部の学生に当てはまるわけではありませんが、運動部の人特有の弱点というのも存在します。
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就活の面接で部活してない・入ってない・辞めた場合の答え方。嘘はつくべき?
体育会系の部活をやっていない場合、
そもそも話題に上げない&訊かれたら「研究に集中していた」
と答えるのが一番です。
部活に関しては嘘をついてもすぐにばれると思ったほうがいいでしょう。
嘘をついた場合、突っ込んだ質問されたときに曖昧なことしか言えませんので、そこですぐに見抜かれます(細かい用語とか、経験とか)。
下手に嘘をついてリスクを取るよりは、素直に事実を述べる方がベター。
要は「自分の土俵に持ち込む」ということです。
部活やサークルは突っ込まれたときにボロが出るので嘘はおすすめしない
面接官の側としては、少なくない数の学生を見ているわけです。
当然、部活に入っていた学生が一定数はエントリーしてくるわけですから、面接官の側としてもガチ度を見る目が養われます。
とくに面接官自身が体育会系の部活を経験していた場合なんかは、喋っている内容からボロが出てしまうでしょう。
活動頻度、時間の作り方など、具体的な部分を訊かれたときにボロが出やすくなってしまうため、部活をやっていないという場合には嘘つくのはおすすめしません。
素直に学業のことを取り上げましょう。
面接で部活を途中で辞めたことを言うべき?
部活をやっていたけど、途中で辞めてしまった。
こういう場合には、辞めたことには自分からは触れないようにすればOKです。
万一「4年生までやっていましたか?」と訊かれた場合には、「○年生まで続けて引退しました」と答えましょう(といっても、訊かれることはほとんどないですが)。言い方だけ気をつけてください。
体育会系の部活って、1年の経験でも忍耐とか礼儀が身につくので、ぶっちゃけやったかどうか、YESNOの部分が重要です。
引退までの年数は部活によって違いますし、1年ぐらいやれば細部を嫌でも細部を語れるようになります。
そういうことから「○○部をやっていました」とだけ答える言い方が効果的なのです。
細部さえ答えられれば、どうってことありません。
就活である企業の人事の人に「体育会系の部活、入ってなきゃダメですか?」と聞いた結果…
私自身、就活でどうしても気になったので人事の人に直接聞いたことがあるんです。
「体育会系の部活やってキャプテン経験なきゃダメですよね?」と。
で、そしたらこう返ってきたんです。
「なんで部活経験ないとダメなの?バカなの?」と。
実際には上記の文言そのままというわけではありませんが、「何言ってるんだ」という口調で返答されました。
これに関しては、大学の過去の就職内容を見ても体育会系の部活が必須というわけではないことが明らかでした。
現実がそうであるし、企業の人に質問してみても必要じゃないと返ってくる。
そうである以上、やはり部活が必ず必要というわけではありませんし、どんな企業に就職しても新卒の給料はほぼ横並びなので、部活経験の有無はさして重要ではないんだなという結論に落ち着きました。
体育会系の部活に入っていなくても、有名企業から内定をもらっている現実
これも企業目線で考えればすぐにわかることですが、部活経験よりも素直に学ぶ姿勢、迷惑をかけないことの方がよっぽど重要です。
部活動経験は忍耐や礼儀というものを示す記号に過ぎず、就活をするうえでは1種の道具でしかないわけです。
あったほうが選択肢増えるのは事実ですが、なくても十分内定を取れます。
一見すると体育会系出身しか入れない・内定もらえないように見えますが、旅行とかメーカーとか色んな観点で企業をリストアップしてインターンとか説明会に行ってみると、「部活をやっていなかった」「部活ではなくサークルをやっていた」という社員の人が意外と多いことに気づくはずです。
そして新入社員には早く仕事を覚えてもらいたいわけですから、素直さというのは非常に大きなポイントになります。
体育会系の部活やっている人の弱点!?
部活をやっていない、途中で辞めたという人向けにはもうちょっと見るべきポイントがあります。
それは体育会系の部活をやっている人の弱点です。
で、具体的にどんなところが弱点かというと、就活の日程に無頓着だったりするところ。
「部活をやっていれば100%内定をもらえる」と考えている人も少なくありませんので、案外そこまでの脅威というわけでもなかったりします。
それ以外にも企業研究、企業選びに時間を使ってなかったり、正しい企業の選び方、面接での答え方を知らなかったり…
体育会系の学生みんながみんな、就活で強いというわけではありません。なんだったら理系の大学院の就職実績と比べてみてください。
大学院に行く人の特徴を考えるのと合わせた場合、納得がいくはずです。
そもそも体育会系の部活動経験を強要する企業って○○な可能性も…
あと、これは当たり前すぎることですが、体育会系の部活経験がないとダメな企業は、それ相応の忍耐力がないとやっていけない可能性も考えられます。
体育会系の忍耐力がある=理不尽なことを押し付けても文句言わないというのが一般的なイメージですから、そういうところに入っても精神的に病むのは必然的。
それよりかは技術系の企業・職種にエントリーして内定取ったほうがいいです。
考えてみてください。ブラックな仕事よりもホワイトな仕事の方が断然いいですよね?
そうである以上はブラックを避けて就活をすべきで、企業の求めるものを考えて動くことが大切です。
サービス残業とか、マジでありえないです。そこまでやらなくてもいい企業はたくさんあります。
就活の面接で部活してない・入ってない・辞めた場合に関するQ&A
部活ではなくサークルのことを言うのはOK?
部活動ではなくサークルの場合、訊かれたら答える程度にしておきましょう。
これも印象の問題的なところがありますが、一番打ち込んだことに関しては研究・学業のことを説明するのが無難です。
下手に説明して比較対象にされるよりは、勉強のことに特化して説明するほうがいいです。
部活動経験が強く求められる企業の見極め方は?
部活動経験が強く求められるかどうかに関しては、説明会やインターンで社員の人に「学生時代にどんな部活をやっていましたか?」と質問しましょう。
もしサークルではなく部活が多かった場合、さらに掘り下げて「週に何日活動していましたか?」「1日どれぐらい活動していましたか?」といった質問を投げてみましょう。
週に5回以上活動していたとか大量に返ってきたら、ガチの体育会系企業の可能性が高いです。
100%当たるわけではありませんが、見抜くのにおすすめの方法です。
部活動経験ない場合、代わりにTOEICとかは必要?
不要です。
就活ではTOEICが900点ないとダメかのような印象がありますが、ぶっちゃけホワイトな企業に入って生活していくだけだったらTOEICの点数は気にしなくていいです。
実際、TOEICの点数がアレでも大手から内定をもらっている人はたくさんいますので、気にする必要性は高くありません。
それよりかは、穴場企業を探すことの方をしっかりとやりましょう。
就活の面接で部活してない・入ってない・辞めた場合に関するまとめ
面接の場では上記したように、部活のことを話題に出さない、訊かれた場合には言い方に気をつけるといったやり方をすればOKです。
別に、部活動経験がなくても一流企業と呼ばれる会社から内定をもらうことはできますし、部活動経験必須という場合にはそれなりの理由があります。
ホワイト企業に入って楽に生活していきたい、と考えている人は、部活動経験にできる限り触れない形で面接の受け答えをしていきましょう。
企業や業界の選び方を間違わず、面接の受け答えに問題がなければ受かるのが就活です。