就活の情報を集めていると、サークルや部活に関する情報も多いです。
で、たまに目にするのが「体育会系は有利」というもの。
これは「体育会系の部活をやっていた人は使い勝手がいい」ということを言っています。
たしかに、体育会系の部活をやっていれば忍耐力がつきますし、会社としても欲しいとなります。
しかしながら実際には体育会系の部活に入っていなくとも、大企業から内定をもらっている人は大勢います。
ここでは就活における部活の必要性について解説します。
部活に入ってなくて就活どうしよう、となっている人はぜひ参考にしてください。
Contents
スポンサーリンク
部活やってないと大企業から内定はムリ!?
部活に入っていると、面接で話すネタができるのは事実です。
忍耐力、リーダー経験、etc…
また「大学の部活」といえば聞こえがいいですから、面接官からも信頼してもらえます。
ただ、部活そのものは内定に直結しないというのは注意すべきポイントでしょう。
というのも、部活に入っていればどの企業でも受かるという考え方そのものが本質を外しています。
考えてみてください。
部活に入るだけでどんな企業にも入れるんだったら、みんな人気の大企業に決まっているでしょう。
しかし現実には、部活に入っていても就職に苦労する人が少なくありません。
同様のことは理系の就職にも当てはまり、理系は文系よりも就職に有利とはされているものの、絶対に内定をもらえるかといわれればそうではありません。
内定するかどうかが決まるのは企業のニーズに合っているかどうかが大きく、また就活での人気というように需要と供給の関係でも難易度は大きく変化します。
体育会系の部活に入っていなくても企業に受かるというのは、企業のニーズというものを考えれば説明がつきます。
企業のニーズと合っていれば受かりやすいですし、ニーズがあるのに人気がないとなれば、そんなに優秀でなくとも受かってしまいます。
体育会系の人材が使い勝手いいのは事実ですが、かといって内定を取れるかというのはまた別の話なのです。
部活に入っていなかった人が就活でやるべきこと
で、体育会系の部活に入っていなかった人は何をすべきかということですが、企業選びに力を入れること。
自分を欲しいと思ってくれる企業を探すのが一番です。
自分を評価してくれる企業を受けに行くのは理にかなっていますし、内定をもらいやすいという点では精神的な余裕につながります。
そして自分を評価してくれる企業の選考に備え、面接の原稿を作ったり、他社の選考で練習しておくことが重要です。
応募する企業を見極める
体育会系の部活に入っているかどうかは、内定をもらうという点では決定打になりにくいです。
就活においては、企業のニーズに沿って応募することが一番です。
具体的には
- 大学での専攻
- 長所・短所
- アルバイトの内容
をベースに、自分を欲しがってくれる企業を考えましょう。
アルバイトの内容も、場合によってはアピールできるポイントになります。
接客なんかはアピールにおすすめですし、コンビニでバイトをすることについても「どの商品が売れるかを学んだ」という点でアピールできます(=専門的な知識を身につけるベースがある=育成しやすい)。
説明会やインターンに行った際には、企業がどんな人材を欲しているか、どの部署・分野で人材が足りないかを聞くといいでしょう。
さすがに「どういう人材が足りていませんか?」だと「リーダーシップのある人」みたいなありきたりな答えしか返ってきませんので、「人が不足している部署や事業分野はありますか?」と聞きましょう。
そのような聞き方をすれば、企業の側としても答えやすいです。
あとはそこで集めた情報をもとに、受ける企業に優先順位をつけて受けるだけです。
ちなみに企業を選ぶ際のポイントですが、学生の側に主導権がある選考という点を考えるといいでしょう。
たとえ大企業であっても、人気がない場合には「学生が企業を選ぶ」となり、内定をもらいやすいです。
[originalsc]
自己分析で自分の売りを見つける
自己分析で何をするのかというと、自分がどの企業にアピールできるかを洗い出すこと。
先ほど取り上げた
- 大学での専攻
- 長所・短所
- アルバイトの内容
ですが、これらは人事としても評価しやすいポイントです。
活動頻度や時間などの数字付きで示せればより有効。
具体的な形でどういうことをしてどういう結果が得られたかをまとめ、それらを評価してくれそうな企業を探しましょう。
専攻、アルバイト内容など、あなたがアピールできるポイントはひとつではありません。
アピールできるポイントは複数あるため、企業ごとに何をアピールするかを決めておきましょう。
面接の原稿を作る
選考に行く企業、自分のアピールポイントについてまとめ終わり次第、面接の原稿作りに取りかかりましょう。
メモ帳でもWordでもいいので、文章の形で書き出すことで、言う内容も把握しやすくなります。
実際に文字に書き出してみることで発言内容の矛盾にも気づけますし、質問されたときにスムーズに答えられるようになります。
原稿を作るというのは案外みんなやらないので、やればやっただけ得をします。
質問を20~30ぐらい列挙し、それらにひとつずつ答えていくというのは面倒なので、みんなやりたがりません。
実際にやってみるとわかるのですが、内容が同じ質問が結構ありますので、実はそれほど手間がかからなかったりします。
企業選び、原稿作りといった部分はみんなやりませんが、差がつくポイントです。
ここをしっかりやることで、内定をもらいやすい就活にすることができます。
本命でない企業の選考に行く
本命企業の前にいくつか選考を受けておくというのも重要です。
初めての面接が本命の企業だと、自分のことをうまく説明しにくいです。
自宅から近い企業でもいいので、面接の場数を踏むのがベター。
- 面接の雰囲気
- どうすれば通るか
- 何をやったら落ちるか
このあたりをどうでもいい企業の選考でつかんでおきましょう。
本命でない第2志望、第3志望の企業を受ける時にもそれらの経験は役立ちますので、練習で何回か受けておくというのは大切です。
就活での部活に関するまとめ
体育会系の部活に入っていたかどうかというのは、内定への決定打にはなりにくいです。
部活に入っていた人だけを採用する企業に入ったところでボロボロになるのは容易に想像がつきますし、そもそも企業のニーズを考えずに就活することそのものが間違っています。
企業のニーズ、就活での人気を意識して選考に行くことで、内定をもらえる確率は大きく上がります。
効率的に就活したい、内定を確保したいというのであればそれらを意識すべきです。
体育会系の部活に入っていなくても内定をもらっている人は大勢いますので、部活に入っていないことを理由にあきらめる必要はありません。