就活でのアルバイト経験の書き方・自己PRでのアピール方法

就活ではアルバイト経験を履歴書やES(エントリーシート)に書いたり、面接で話したりする機会がたくさんあります。

しかしネットなどで情報を調べていると

「アルバイト経験をアピールしても無意味」
「就活にアルバイトは関係ない」

という意見も見られます。

実際のところどうなのかというと「言い方によってはプラスになる」というのが結論です。

ここでは就活でアルバイト経験が使える理由、どうアピールすればいいかについて解説します。


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就活でアルバイト経験はアピールになるの?

ネットでは就活に関する情報がたくさん手に入ります。

しかし実際には前提条件が違っていたりするなど、情報の質はそこまでいいとはいえません。

そのような状況ですから、アルバイト経験についても効果あり・効果なし両方の情報が目に入ってしまい、「結局どうなの?」と思ってしまうのも自然なことです。

就活でのアルバイト経験の効果のありなしに関していうと、やったことを具体的に、かつ自分で考えたことを提示できれば、評価されやすいです。

そしてアルバイト経験は、時に肩書よりも影響力を持ちます。

私自身は情報系の出身ではありませんが、就職したのは情報系の仕事です。いわゆるプログラミング。

学内のアルバイトでプログラミングに関するものを探して働き、そこでやったことをアピールしただけ。ソースコードの行数とプログラムの内容を説明し、苦労したポイントと解決の方法をテンプレ通りに説明。

所属は情報系の学科ではありませんでしたが、プログラミングを仕事にすることができました。

実力主義的な空気がある会社だと、アルバイト経験を説明することは有利にはたらきやすいです。

就活でアルバイト経験を書くときの基本

就活でアルバイト経験を書くときのポイントを簡単にまとめると

  • 自分で考えて取り組んだこと・仮説を説明する
  • 得られた結果とその理由を説明する

となります。

数値に関しては、可能であれば説明で取り上げたいところ。数値を出すことで具体性が高まり、説得力が生まれます。

アルバイト経験を説明するうえでは「○○のアルバイトをしていました」と言うことになりますが、説明の際にひと言詳しく踏み込んで

「△△することで売上が××倍になると考えました」
「3ヶ月の間に○○行のプログラムを作りました」

みたいな説明ができた方が伝わりやすいです。

数値を示して説明できれば、最低でも

  • 仮説を立てる能力
  • 結果を出すために自分で考える力
  • 数値やデータの分析能力

あたりは伝わります。

これらは業界にかかわらず重要な能力になりますので、できる限りアピールすることをおすすめします。

アルバイト経験の書き方・自己PRでのアピールの流れ

アルバイト経験のアピールの流れは非常に単純です。

私は○○でアルバイトをしていました。
アルバイトでは××をやっていました。

○○では△△が問題となっていました。(課題の提示)

そこで私は▲▲することで解決できるのではと考え、□□をしました。(仮説、考えたこと)

□□した結果、売上はXX倍になりました。(結果)

結果を説明した上でさらなる改善点を説明できるとよりいいでしょう。

効率化や問題解決について触れ、考えて行動した結果・考察を説明するという流れがやりやすいです。

私はプログラミングのアルバイトをしていましたが、

  • プログラミングのアルバイトをしていた
  • 言語と行数(2000行程度)を説明
  • デバッグ(プログラムのバグ取り)で心が折れそうだったが、ひとつずつ解決していったら終えることができた

といった流れで説明しました。

別に、やっていること自体は仕事をしている人から見れば大したことありません。ほんの初心者レベル。

それでもやったことの具体性、苦労したことなどがわかりやすく説明できれば、新卒の段階では十分です。

上記した流れは面接でも履歴書・エントリーシートでも変わりません。

数値とともに苦労したこと、考えたこと、得られた結果をきちんと説明しましょう。

就活でのアルバイト経験の書き方・アピール方法に関するまとめ

就活でアルバイト経験を説明することに関して、別に特別なことをする必要はありません。

テンプレ通りに

  • アルバイトの内容
  • やったことや課題を数値付きで説明
  • 得られた結果と考察

という流れで説明すればOKです。

これをきちんとやれば、最低でも主体性や考える力、行動力、データの分析力といったものが示せます。

テンプレ通りにやってもうまくいかない原因について

就活においてはアルバイト経験は上記のテンプレ通りに語っておき、できれば会社や業界選びに力を入れたいところ。

上のようにやったとしてもうまくいかない場合は、そもそも採用する気がない会社ばかり選んでいる可能性も少なくありません。

自分の能力と企業のニーズをすり合わせることの方がよっぽど重要で、そこがしっかりできていれば多少説明がうまくいかなくても受かる可能性は十分にあります。

そのため、アルバイト経験を説明するべきか、社会人からすれば大したことはないのか、というので悩まず、会社選びの方に力を入れましょう。

社会人からすれば小さなことでも、新卒就活の場ではかなりの説得力になります。